大橋巨泉「第二の人生」これが正解!から学ぶセミリタイアという生き方では、セミリタイアという生き方もあるのだと学びました。
この本は大橋巨泉さんの経験をもとに書かれたものですので、セミリタイアという生き方も有名人や一部の限られた人のものだと勘違いしがちですが、実際にはサラリーマンからセミリタイアをしている人もいます。
セミリタイア・ブログで検索すると結構な数のブログが出てくるので気になる人は確認してみてください。
私自身にとってもセミリタイアは憧れの生き方ですので、今回はサラリーマンがセミリタイアすることのメリット・デメリットについて考えていきたいと思います。
セミリタイアとアーリーリタイアの違い
セミリタイアのメリットとデメリットを考える前に、気をつけたいのがセミリタイアとアーリーリタイアの違いです。
セミリタイアとは「定年前に会社を退職し、一定の収入を得るために働くが、労働時間を抑えた働き方をすること。」ですが、アーリーリタイアとは「定年よりも前に早期退職し、退職後は仕事を全くしない」というものです。
この2つの違いは大まかに言えば、リタイア後に仕事をするのかしないのかだけですが、このどちらを目指すかによって必要な資金や生活の仕方など全く異なってくるので要注意です。
セミリタイアのメリット
実現できるのかはともかく、私の周りでも「しなくていいなら仕事なんてしたくない」とぼやいている人が少なくありません。では、多くの人が憧れるセミリタイアのメリットとはなんなのでしょうか?
①「自分の時間・家族との時間を取ることができる」
仕事に追われて自分のしたいこともできない、家族のために働いているはずなのに肝心のその家族と一緒にいる時間を作ることができない、なにのために働いているのかがわからなくなってしまっている人が少なくありません。私自身も自分や家族との時間を作ることができるような働き方(ほどほどに働いてほどほどに稼ぐ)が理想であると思っています。
セミリタイアすることで、今まで仕事に縛られてきた時間が自由な時間となり自分の思う通りに時間を使うことができます。勉強するのも良し、家族との時間を存分に取るのも良し、何にも囚われることのない人生に憧れる人は多いです。
②「したくない仕事をしなくても良い」
サラリーマンとして定年まで働き続けるということはとても大変なことです。職場での人間関係について、悩みが全くないという人の方が少ないのではないでしょうか?退職の原因が人間関係であるという方も多く、心身ともにストレスを感じうつ病や自律神経失調症になってしまう人もいます。
セミリタイアすることでそのような人間関係のしがらみから抜け出すことができますので、仕事をしなくて良いということもセミリタイアを目指す一因となっているのではないでしょうか。
セミリタイアのデメリット
では逆にセミリタイアのデメリットとはなにでしょうか。
①「自由過ぎる」
日本では生まれてから死ぬまで決められたレールの上に乗って、そのレールに沿って生きている人が少なくありません。学生時代も会社に入ってからも、基本的には決められた時間に登校・出社して決められた時間に帰宅する、この習慣に慣れてしまった人は、急に明日からすることがないという状況に陥ると最初のうちは好きなことをして過ごすのですが、後々なにをすればいいのかがわからなくなり途方にくれてしまいます。
適度に縛られている生活というのは、本人にとっては難しいことはなにも考えなくていい楽な状態なのでしょう。完全にフリーの状態というのも考えものですね。
②「お金の不安が常につきまとう」
働いていた時は、毎月給料が振り込まれていましたが、セミリタイア後は会社からの給料がなくなるのでの貯蓄がどんどん減っていってしまいます。投資やアルバイトをして収入を得ることもできますが働いていた頃に比べると収入は少なくなってしまう傾向にあります。
超高齢化社会となっている日本において、セミリタイアした後の極度の長生きはリスクでしかなく、日々少なくなっていく貯蓄を見ても動じない精神を持つか、セミリタイア前の収入と大差ない収入源を確保してからセミリタイアをしなければ、不安になってすぐセミリタイア生活を辞めてしまうのではないでしょうか。
③「世間体の問題」
最後のデメリットが世間体の問題についてです。独身で結婚するつもりもないし他人にどう思われようが気にしません!という人には関係ないかもしれませんが、結婚している人や子供がいる人、今後結婚したい人にとっては結構大きなハードルとなってしまう可能性があります。
パートナーや子供・親との関係、親戚付き合いや近所付き合いなどの人間関係において仕事をしていないという状態は社会的信用が低いとみなされがちですし、理解してもらうのも一筋縄にはいかないと思われます。
メリット・デメリットを踏まえた上でセミリタイアを目指す
このようにセミリタイアという生き方にも当然メリットとデメリットがあります。
そんな中、セミリタイアを実行するには自分の考え・計画を持ち、しっかりと考えてから行うことが必須となりますのでセミリタイアを目指す場合は事前準備が一番大切となります。
メリット・デメリットを把握した上でもセミリタイアは十分理想的な生き方ですので、セミリタイアを目指す人は情報集めから初めてみましょう!
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