安定した勝率を誇るコール売り戦略〜オプション取引〜で学んだ「世界一やさしいオプション取引の教科書1年生(岩田亮)」で紹介されている「コール売り戦略」の投資方法、2019年実践編④です。
具体例を持ってコール売り戦略について学んだいきます。
①2月13日売り:2月15日決済 +9,568円 累計+9,568円 →実践編①
②2月18日売り:2月28日決済 +9,568円 累計+19,136円 →実践編②
③3月1日売り:3月11日決済 +9,568円 累計+28,704円 →実践編③
まずは、コール売り戦略の流れについてのおさらいです。
コール売り戦略オプション選定ルール
①限月を特定する
SQ日までの残日数(営業日ベース)が50日〜20日になる限月を探す
(初心者のうちは残日数が残っている方が無難)
②権利行使価格を決める
現在値が15円前後、または20円前後になっている権利行使価格を見つける
(初心者のうちは15円を選んだ方が無難)
③特定したコールを本当に売っていいかどうかの確認作業をする
特定したコールの権利行使価格が、現在の日経平均株価から2000円以上離れているか確認。もし差が2000円ない場合は、もうひと段階安い(15円よりも安い)コールを選び直す
④そのコールを売るために必要となる証拠金を確認する
必要委託証拠金の3倍以上の軍資金を準備する
⑤上記ルールに該当するオプションを売る
10円の利幅で利益確定(返済買い注文)
選定ルール確認(3月14日現在)
具体的な流れを再確認したので、この流れに沿ってみていきたいと思います。
①限月を特定する(3月14日基準)
4月11日がSQ日の4月限オプション=残日数20日
5月9日がSQ日の5月限オプション=残日数33日
6月14日がSQ日の6月限オプション=残日数59日
直近の限月を確認すると上記の残日数となった。条件に合うオプションは4月限と5月限だが、残日数が多い方が有利のため5月限のオプションに決定。
②権利行使価格を決める
権利行使金額23,375円のコールオプション → 現在値17円
権利行使金額23,500円のコールオプション → 現在値15円
権利行使金額23,625円のコールオプション → 現在値10円
こちらは初心者おすすめの15円に最も近い権利行使金額は23,500円に決定。
③特定したコールを本当に売っていいかどうかの確認作業をする
現在の日経平均株価が21,200円、コールオプションの権利行使金額が23,500円なので、差額は2,300円となる。差額が2000円以上あるので問題なし。
建て玉は307となっており、前後1,000円にも建て玉が3万を超えている銘柄はないのでエントリーを見合わせるルール①建て玉が多い時についても問題なし。
④そのコールを売るために必要となる証拠金を確認する
SPANシミュレータで計算したところ、5月限権利行使金額23,500円のコールオプションを売るのに必要な必要委託証拠金は169,000円と出ました。
軍資金は必要委託証拠金の3倍ということで約50万円を用意して準備完了です。
実際にコールを売ってみる
これで売るまでの確認作業は終わりですのであとは実行に移すだけです。
5月限23,500円コールオプション15円1枚売り
必要証拠金169,000円のところ軍資金は50万円
10円差の5円で利益確定注文
上記の内容で売ることができましたので、ここからはオプションの値段を確認しつつ、日にちが経ったところでこの取引がどうなったのか検証していきたいと思います。
結果が出るまでしばしお待ちを!
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