安定した勝率を誇るコール売り戦略〜オプション取引〜

投資
スポンサーリンク

リスクヘッジなしの株式投資は危険!オプション取引は掛け捨て保険と考える!」ではオプション取引の概要について学び、株価暴落の保険(リスクヘッジ)「ファープット買い戦略」で具体的な投資方法について学びました。

 

続いて今回も、前回取り上げた「世界一やさしいオプション取引の教科書1年生(岩田亮)」で紹介されている「コール売り戦略」について学んでいきたいと思います。

 

スポンサーリンク

コール売り戦略とは

コール売り戦略

OTM(権利行使価格よりも日経平均株価の方が低い状態)のコールオプションを、一定の価格で売り建て、値を下げたところで買い戻す。これを繰り返して利益を積み上げていく戦略

 

この戦略の特徴とも言えるのが勝率の高さです。きちんとした条件のもと戦略を行うことで勝率9割超えを達成することができます。

ここで重要なのが、ルールを必ず守るということです。決められたルールを逸脱すると途端に勝率が下がってしまうので注意が必要です。

一度の取引での儲けは約1万円と少ないですが、コツコツと繰り返すことで利益を重ねていく戦略です。

 

オプション探しの条件

  • SQまでの残日数 50日〜20日(営業日ベース)
  • プレミアム 15円〜20円
  • 権利行使価格までのマージン2000円以上(状況により1500円以上に変更)

 

先ほども書きましたが、大事なことなので再度言います。

重要なのはルールを守るということです。

上記の条件に合致するコールだけを適切なタイミングで売っていれば、リスクにさらされることが少ないため、高い勝率を達成することができます。

 

コール売り戦略の具体的な流れ

①限月を特定する
 SQ日までの残日数(営業ベース)が50日〜20日になる限月を探す
(初心者のうちは残日数が残っている方が無難)

 

②権利行使価格を決める
 現在値が15円前後、または20円前後になっている権利行使価格を見つける
(初心者のうちは15円を選んだ方が無難)

 

③特定したコールを本当に売っていいかどうかの確認作業をする
 特定したコールの権利行使価格が、現在の日経平均株価から2000円以上離れているか確認。
 もし差が2000円ない場合は、もうひと段階やすい(15円よりも安い)プレミアムを選び直す

 

④そのコールを売るために必要となる証拠金を確認する
必要委託証拠金の3倍以上の軍資金があること

 

エントリーを見合わせる要件

①市場の建玉が多い時

前後1000円に大きな建玉(3万枚を超えている銘柄)があれば要注意
(4万枚を超えたとしたらかなり警戒体制が必要)

建玉が大きいということは売っている人がたくさんいるということ。売っている人がたくさんいるということは、日経平均株価が急騰したら慌てふためく人がたくさんいるということ。恐怖心にはオプションの値段を押し上げる働きがあるため危険が高い。

 

②急落からの急反発

日経平均株価が下落するというのは、コールを売っている人にとっては利益になりやすい場面だが、急落が起こった時は、反射的に「急落後の急反発」を警戒する必要がある

歴史的大惨事の時には売りポジションを持ってはいけない=大荒れのときは手を出さない

 

③大きなイベント

大きなイベントによって相場変動が起こる可能性が高い場合は、あらかじめ安全策を取る

安全策を取らなければまずいと判断した場合にはエントリーしない。もしくはエントリーの枚数を制限する、より安全な銘柄でエントリーする

 

利益確定のルール

10円の利幅で利益確定(返済買い注文)

15円で新規売りしたコールのプレミアムが5円程度に値下がりしたら、もしくは20円で新規売りしたコールが10円程度に値下がりしたら、利益確定の返済注文。

 

プレミアムがひとケタになったオプションがゼロ円になるには時間がかかってしまう。

0円になるまでは待つのは時間の無駄なので、10円の利幅で利益確定したタイミングで最適なコールを選定し直し、次の取引に移る。

 

ロスカットのルール

株のロスカットとは違い、早まってロスカットなどしてはいけない

  1. 上下の値動きが激しいため、株やFXのように売値近辺にロスカット注文を入れておくとロスカットばかりになってしまう
  2. 権利行使価格を超えないことに掛けているので、日経225先物が少々上がったところでいちいちロスカットする必要はない

 

暴騰時のリスクヘッジ

①カバードコール

日経平均株価は急騰(あるいは暴騰)という状態ではないが、今後も継続的に一本調子で上昇をしてしまいそうな場合に採用

デルタ値を確認して、デルタ値がゼロになるように日経225先物を買う。デルタ値がゼロになれば含み損がそれ以上広がることはなくなる。
(日経225先物(ラージ)のデルタ値はいつでも1、日経225先物ミニは0.1)

 

②両建て

何か材料(日銀バズーカなど)が出たことで一気に暴騰するような場面で、コールのプレミアムが急騰してしまい、どこまで上がるのかどこまで上がるのか見当がつかないような場面で採用(コールのプレミアムが100円を超えそうなときに、100円を超えるまでにヘッジを行う)

売っているコールオプションと同じ銘柄を同じ枚数で買い建てて、損益を一旦ロックして様子をみる⇨上昇相場が落ち着いてきたら、両建てヘッジで買ったコールオプションを売り、ここからは最初に売ったコールオプションの利益を狙っていく。

 

まとめ

株価暴落のリスクヘッジだけだと思っていたオプション取引ですが、知らなかっただけで他にも色々と運用の仕方があるのですね。

調べてみて、コツコツと利益を重ねていくという点が自分には向いているのかなと感じました。

 

実例を挙げて投資方法を解説していますので確認してみて下さい!
投資実績

コメント